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主人公は森宮優子(永野芽郁)。

優子は現在義理の父親・森宮壮介(田中圭)と2人で暮らしている。

実は優子は家庭の事情で血縁関係のない親の元で育ち、4回も苗字が変わってきたのだった。

今はただ高校の卒業式に向けて準備を進めるのに必死の毎日。

それ以外のプライベートは、恋愛、友情など何一つ満足いかないことばかり。

不遇の環境で育った優子に対し、梨花(石原さとみ)は結婚離婚を繰り返し奔放に人生を送っている。

ただ、みぃたん(稲垣来泉)のことだけは溺愛しているが、ある時その愛娘をおいて姿を消してしまう。

ある日のこと、優子に一通の手紙が届き、それ以降別々の物語が一か所に集約されるように優子の目の前に引き寄せられていく。

義父・森宮さんが『あの、実は…』と優子に伏せていた事実を打ち明けようとする。

一体、梨花や森宮さんが優子に隠していた嘘とは？優子が知ってはいけない秘密とは何だったのか。

序盤は誰がどういった繋がりで関わっていくのか分からず、予想しながら見ることが出来た。途中から小さい女の子とその成長した姿の子が同じ子であることが分かり、様々な人が巻き込まれていき成長して行くに連れて周りがどういった気持ちで育てていたのか、母親がどういった感情でその子のことを思って父親達に頼ったのか分かった。自分の弱った姿を見せたくないということで、死に瀕していることを隠してまで離れてしまったが、主人公の女の子にとってはかけがえのないお母さんであったのだから、死に際にひと目会うことが出来ていたらもっといいエンディングだったのではないかと思った。結婚式の時に誰が一緒に歩くか決めてた時に、みんなそれぞれが役割を持って望んでたのが良かった。

(20代女性)

永野芽郁さんが主演としてつとめられており、最初は何も言わずに出ていった母親に対して悲しみと疑問を持ちながらも、真実を知る為に過去に自分の父親となった人らを訪ねて行く際の心情の変化は感情移入がしやすくて良かった。泣き虫だったみーちゃんから大人になったみーちゃんの変わらない部分(ピアノが好きなこと、涙脆いこと)だったり、好奇心旺盛で我儘な部分だったりと変わらない部分もありながらも向き合う姿勢が変わってく姿は見ている人にとって自分と重ねやすいキャラであったと思います。田中圭さんが演じていた役が娘を持つ父親として、後継として義理の娘を持った育ての親として守り抜こう、大切にしようとゆう姿勢は子育てをしている人に刺さったと思います！

(20代女性)

苗字が４回も変わった、という子供はとにかく守られて愛された子だったんだな、という映画でしたね。血の繋がらない者同士が「家族」として、少し普通という形とは違ったかもしれないけれども成り立ち方はまさに理想と言えるのでは。正直昨今における、血の繋がった家族同士でのトラブルによる殺傷事件などもあることを踏まえると、血の繋がりのないもの同士が戸籍上家族となって成り立っているお話でした。そしてそれはまさに現代においては普通というよりも理想に近いものなのでは。何よりも、全ての企み事（または継母のある種のカッコつけ）において一番肝となったのは、子供の傍でずっとしっかり育て上げた父親であると思いました。それからしっかりと愛情を受けて育ったせいか、肝心の護られた子供も愛らしい女性になっていたことも含めて、「理想の家族像」を美化した作品だったような気がします。

(30代女性)

やはりビジュアルや性格も含めて、主役となる女性を演じた永野芽郁さんはハマり役だなと思いました。キーパーソンとしての奔放な母親と評される役には初の母親役となった石原さとみさんが演じていらっしゃいましたし、父親役がもう板についている田中圭さんも、誰もが素晴らしかったと思います。とくに石原さんはわかりやすい母親像ではなかったことから、演技はいろいろ工夫も必要だったことでしょう。役的にはうまく人を渡り歩きながら、理想の実現に向けて立ち回っていたような女性に思えました。その姿を自由奔放とするのがわかりやすかったのかもしれません。無理をせず、自分の力も過信しない、頼り方や交わし方が上手い器用なタイプの女性に思えましたしね。物語が進むにつれて、奇妙な家族関係の真実を明らかにしていくところ、あとはテレビスポットでの宣伝のワードチョイスなども上手く興味を惹きつけるいい要素を掴んでいたように思いました。

(30代女性)

ちょっと予告を観ただけで、ほとんど予備知識なしで映画館で観たので、もう、大号泣でした。途中からもしかしたらという思いが沸き上がりながら、本当のことが分かった時にすべてがつながって、温かい涙が流れました。何度も苗字が変わっているのに不幸感じてはいないのが永野芽郁さん演じる優子で、田中圭さん演じる父森宮さんがお酒を飲まない理由も泣けました。合唱の伴奏を頑張る姿がかわいかったし、そこで出会うのが岡田健史さん演じる早瀬くんで、本当に高校生かと思うくらいかっこよかったです。知らないで見た方が絶対感動するので、原作をまだ読んでいない人は、観てから読んだ方がいいと思います。原作を読んでいても感動する映画もたくさんありますが。

(20代女性)

石原さとみさん演じる梨花の娘・みいたん役の稲垣来泉ちゃんが、すごいし、かわいかったです。けなげで、かわいいだけでない強さもあって、顔を見ているとこちらも自然に笑顔になります。子役を超えて、将来は素晴らしい女優になるに違いありません。石原さとみさんのお母さん役も、初めて観たかもしれません。奔放でありながら愛情深い梨花、いつもの石原さとみさんのようでもありながら、やっぱりお母さんでした。そして永野芽郁さんは素晴らしかったです。独特の、ちょっととぼけたような話し方がふと変わる、感動をくれます。高校生から、大人の女性になっていくのですが、ふとした時に幼さが見えてかわいく思いました。まだ若いのに主演作がたくさんあるのがうなずけます。

(20代女性)